出展作家


うつゆみこ/ YUMIKO UTSU

1978年東京都出身。2001年早稲田大学第一文学部中退。2002年東京写真学園写真の学校修了。2006年に第26 回「ひとつぼ展」(リクルート主催の写真コンペティション)にてグランプリ受賞。2008年には韓国のテ グ・フォト・ビエンナーレ、中国での平陽フォトフェスティバルに続き、Paris PHOTOに参加。フランスのメディアから「日本から初めてユーモアのある写真が登場した」と評される。主な展覧会に「ぞわわ」(Lumen gallery、ブダペスト、2008)、「はこぶねのそと」(G/P gallery、東京、2009)、「NATURES」(Gallery LWS、パリ、2012)、「世界」(スパイラルガーデン、東京、2013 )など。主な収蔵先にサーチ・コレクションなどがある。

金氏徹平/ TEPPEI KANEUJI

1978年京都府生まれ、京都市在住。2001年京都市立芸術大学在籍中、ロイヤル・カレッジ・オブ・アート (ロンドン)に交換留学。2003年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。現在、同大学彫刻専攻講師。日常 の事物を収集し、コラージュ的手法を用いて作品を制作。彫刻、絵画、映像、写真など表現形態は多岐にわ たり、一貫して物質とイメージの関係を顕在化する造形システムの考案を探求。個展「金氏徹平のメルカト ル・メンブレン」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2016)、「四角い液体、メタリックなメモリー」(京都 芸術センター、2015)、「Towering Something」(ユーレンス現代美術センター、2013)、「溶け出す都 市、空白の森」(横浜美術、2009)など国内外での展覧会のほか、舞台美術や装丁も多数。あうるスポットプロデュース「家電のように解り合えない」(2011)、KAATキッズ・プログラム2015 おいしいおかしいお しばい「わかったさんのクッキー」(2015~2016)での舞台美術をはじめ、自身の映像作品を舞台化した 「TOWER」(2017)では演出を手がける。 

平山晴花/ HARUKA HIRAYAMA

新潟県出身、東京都在住。国立音楽大学大学院修了後、英国マンチェスター大学にてエレクトロアコース ティック作曲を専攻し、博士号取得。2005年、第32回ブールジュ国際電子音楽コンクール(IMEB主催、(仏) レジデンス部門においてレジデンス賞を受賞。2012には、女性作曲家によるSearch for New Musicコンクール (IAWM主催、米)エレクトロアコースティックメディア部門において、ポーリン・オリヴェロス賞を受賞。国際コンピュータ音楽会議(ICMC)などの主要国際会議や、ニューヨーク市電子音楽祭、ソウル国際コンピュータ音楽祭等において選ばれ、音の視覚化や、脳波の聴覚化、グラフィックデジタルスコアを用いたパフォーマンスなど、マルチメディアなインタラクティブ作品の制作にも意欲的に取組んでいる。他分野のアーティストとのコラボレーションも積極的であり、国際的なプロジェクトを企画するなど、活動の幅を広げている。現在、玉川大学芸術学部メディアデザイン学科非常勤講師、東京電機大学研究員。

角文平/ KADO BUNPEI

1978年福井県美山町生まれ。1997年静岡大学工学部物質工学科中退。2002年武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科金工専攻卒業。現在同学共通デザイン研究室教務補助員。2008~09年シテ・アンテルナショ ナル・デ・ザール(パリ)滞在を経験し、2010年より武蔵野美術大学共通デザイン研究室非常勤講師を勤める。2006年第9回岡本太郎記念現代芸術大賞展特別賞、2007年第10回岡本太郎現代芸術大賞展特別賞、2008 年武蔵野美術大学パリ賞など受賞多数。 

河野紘幸/ HIROYUKI KAWANO

1993年愛知県生まれ。2017年東京藝術大学工芸科卒業。現在、東京藝術大学大学院工芸科在籍。共同体が持つエネルギーと個人が持つ感情との関係に対する関心を持ち、繊維と染色の多重構造と組織化する特性に着目し、工芸的な作品に手がける。2015年に絞り染めを用いた「Hate」シリーズを発表。絞る工程から生まれる造形性や絞る行為そのものに魅了され、自身のテーマである感情を絞り技法によって表現する。2017年東京銀座PRISM、Art Point Selection、台湾のギャラリーにて展示。同年三菱地所賞受賞。

久保田智広/ TOMOHIRO KUBOTA

1992年東京生まれ。2017年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻首席卒業。現在、東京藝術大学美術研究科 修士課程版画専攻在学中。物事の価値について、その生まれてくる状況や不安定さに着眼点を置き制作を行う。度々使用するメディアとして、写真などの印刷物やその他平面作品、それと並行してレディメイドを用いたパフォーマンスインスタレーションなどを行う。2013年「取手アートパス」(東京藝術大学取手校地、茨城)、2015年「空中にて」(アーツ千代田3331、東京)、2017年「Critical Surface / At a Critical Moment」(ギャラリーバルコ、東京)などの展示経験を経て、2016年上野芸友賞(東京藝術大学)、平成28年度卒業制作油画専攻首席・買上賞(東京藝術大学)、2017年O氏記念賞(東京藝術大学)を受賞。 

室井悠輔/ YUSUKE MUROI

1990年群馬県生まれ。2011年多摩美術大学情報デザイン学科情報芸術コース中退。2015年東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業。CMセットなどの大道具として働いたのち、現在は東京藝術大学美術研究科修士課程グローバルアートプラクティス専攻に在籍。グラフィティ(街の落書き)に衝撃を受け、反文化的な立場で制作を始める。既成品や風景に何かを加えることでアイディアを形にしていたが、形に残らないことが多いので、完成時に写真で記録することで作品としている。また、芸術の周縁に強い関心を持ち、インターネットによる画像の収集や、ノイズミュージックのライブなどにも通い、自ら制作や演奏もおこなう。制作を始めて数年間は自己矛盾を抱えていたが、美術家ジャン・デュビュッフェ やマイク・ケリーの思想が救いとなり、指標となる。 2016年のポコラート全国公募vol.6では鴻池朋子賞を受賞。

 リリィ・シュウ/ LILY SHU

1988年中国ハルピン市生まれ。2008年埼玉大学芸術論専攻美学研究室にて学ぶ。卒業後に渡英、2013年ケント大学にて修士号を取得。イギリス滞在中から、時間と記憶をテーマに写真と映像の分野で活動を始める。2014年からアジアに拠点を移し、写真スタジオ、映像制作会社に勤務のかたわら、展覧会を多数に開催。2016年東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻に入学。写真、コラージュ、実験映像によりスタイルを確立し、2017年イタリアのモデナ写真財団の招聘により滞在制作発表を行う。第33回東川町国際写真祭「赤レンガポートフォリオレビュー」グランプリ受賞、第7回 Tokyo Frontline Photo Award 佐々木敦賞受賞。

ミルナ・バーミア/ MIRNA BAMIEH

1983年パレスチナ生まれ。ラマッラー(パレスチナ)を拠点に活動。2013年ベツァルエル美術デザイン学院修了。アシュカル・アルワン・レバノン現代芸術協会ホーム・ワークス・プログラム2013/2014に参加。土地や領域、アイデンティティの問題と常に直面しながら活動している。紛争地を写す画像や映像に溢れる現代社会において、それらを加工することで、身体に刻印された苦悩やトラウマを浮き彫りにする。2016年海外クリエーター招聘プログラムに参加し、平山晴花とのコラボレーションをトーキョーワンダーサイトにて発表するなど旺盛に活動している。